読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

過去

怒り狂った父は包丁を持ち、兄に迫った

タイトル詐欺でも何でもなく、本当の事。あまりにも悪行が過ぎる兄に父は包丁を持ち出して怒り狂い、小学生だった私は泣きながらそれを見ていた、という記憶。記憶が適当でいい加減だというのならいっそ記憶違いであればいいのだけれど、残念ながら本当の話…

救われない兄がいる

私には兄がいる。いるというか、既にいないものとして扱われている。というよりも、姉もいたらしい。正確には「異母兄が1人、異母姉が1人(まだ幼い頃に早世したらしい)、実兄1人」という事になるが、自分でもよく分からない。分からないというか、実兄…

般若の母

幼少の頃、家に般若の面の飾り物があった。それを見た私は、素直に、それはとても素直な気持ちで思った。「母に似ている」と。恐らく怒っている顔が般若に似ていると思ったのだろう。 母は、よく怒っていた。昭和の時代にはよくある事だと思うが、バチンと頭…

ゆめのないこども

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言うように、夢を見過ぎるのもどうかとは思う。だけど全く夢が無いのも考え物かもしれないと、今では少し思うようになった。そんな私には夢が無い。保育園の卒業文集には本屋になりたい旨が書いてあったが、それは単純に「…

おとなしいこども

とりあえず手当たり次第に幼い頃の話をしてみる。すごく大人しくて手が掛からなかった、らしい。駄々を捏ねる事も無く、欲しい物を訊かれても首を横に振り、親類などからお年玉や小遣いを貰っても素直に親に渡す。そして当然ながらお金は戻ってこない。ふと…